自動車免許更新 後期高齢者 認知機能検査は36点とれば合格できる

いよいよ今年3月で75歳。 つまり後期高齢者の仲間入りである。 ということは・・・

後期高齢者が運転免許更新時に必要となる、認知機能検査を先日受けてきた。 その結果は「無事合格!」である。

認知機能検査で「認知症の疑いあり」と判定されたら、やはりプライドに傷というか、かなりショックを受けると思うので、何とか避ける必要がある。

そこで一発合格を目指し、認知機能検査の内容を良く調べると、意外と簡単であることが判明。

この記事を読めば、恐らく気楽に試験に臨めるようになることだろう。

認知症
目次

認知機能検査の内容と試験の流れ

認知機能検査は記憶力と時間感覚を検査するもので、試験全般の説明・注意事項などの説明後、下記のような流れで行われた。

認知機能検査の流れ
  • 試験開始に先立ち、現在時刻 つまり検査開始時刻が知らされる。
  • 1枚に4つのイラストが描かれたボードを4枚、計16種のイラストを見せられる。
  • No.2で見た16種のイラストを、覚えているものを順不同で書き出す。(自由回答)
  • 多くの数字が並ぶ用紙から、指定された複数の数字を斜線で消す。(採点対象外
  • No.3と同じだが、ヒント付きの回答用紙にイラストを書き出す。(手がかり回答)
  • 試験当日の年月日、曜日 および 現在時刻を回答用紙に記入。

総合点の算出方法 数字を消すテストは採点対象外!

認知機能検査の総合点を算出する対象は、16種のイラストの記憶テストと、当日の日付や時刻を記入するテストだけである。

検査の流れの中にある、No.4の数字を斜線で消す試験は、直前に見せられた16種のイラストを忘れさせるための意地悪問題で、採点の対象外である。 極端な話、スルーしても問題はないし、真面目にやる必要はないと思われる。

そして警察庁のサイトにある認知機能検査の採点方法は、下記のような計算で算出するという。

認知機能検査 総合点算出計算式

  総合点 = 2.499 × A + 1.336 × B

        ・A:記憶力テスト結果

        ・B:日付、時刻テスト結果

このように、16枚のイラストに何が書かれていたかを書き出す記憶力テストの合計点と、日付や時刻を記入するテスト結果に、上の計算式のあるような定数を掛けて、総合点を算出している。

試験

認知機能検査採点方法 36点とれば合格だ!

    認知機能検査を実施して、上の計算式により総合点を算出して合否を判定するそうだが、警察庁のサイトによると、何と100点満点中36点とれば合格だという。

    では簡単なものから見て行こう。

    当日の年月日や時刻問題で16点を稼ぐ

    当日の年月日や時刻問題の配点は下記のようになっている。

    年月日、時刻の配点
    • 「年」 :正解は5点 ※西暦、和暦のいずれでも可
    • 「月」 :正解は4点
    • 「日」 :正解は3点
    • 「時刻」:正解は1点 ※試験開始前に告げられた試験開始時刻の前後30分以内が正解

    仮に時刻を誤ったとしても、年月日を正しく回答すれば12点となる。

    ということは1.336 × 12 = 16.032 となり、16点を確保することができ、合格点まで残り19.968点、約20点 となる。

    16枚のイラストは4枚だけ思い出せば良い

    16枚のイラストをその場で見て記憶することは難しい。

    しかし合格まで残り約20点を確保するには、何枚のイラストを正解すれば良いのか? まずは試験の配点を見てみよう。

    16枚のイラスト覚えるテストの配点
    • 自由回答(順不同で覚えているものを書き出す) :2点
    • 手がかり回答(ヒント付き回答用紙に記入)   :1点

    次に20点以上を確保するためには、自由回答で何枚のイラストを正解すれば良いかを計算してみる。

      2.499 × (2点 × X) >=19.968  この計算式でXを求めると、”4枚”以上ということになる。

    つまり4枚のイラストを正解すれば19.992点となる。

    年月日+曜日と4枚のイラストを正解すれば合格だ

    上の計算により、下記のように36.024という総合点となり、見事合格となるはずである。

    • 年月日と曜日を正解して :16.032点
    • 4枚のイラストを正解して:19.992点
    • 総合得点        :36.024点

    警察庁の認知機能検査からダウンロードしよう

    記憶力のテストでは、4枚のイラストが描かれたボードを4枚、合計16枚のイラストが見せられる。

    この4枚のボードは全部で4パターンあり、合計で64種ものイラストが描かれており、試験当日はどの組み合わせが出るか判らないそうである。

    警察庁の認知機能検査詳細のWEBサイトには、記憶力テストで使用されるイラストや、実際の回答用紙、採点方法の説明などがダウンロードできる。

    特にどのようなイラストが使用されるのか、事前に見ておくことは重要である。

    イラストを覚えるなら早めに対策を

    ネット上の認知機能検査対策のサイトを見ると、「4パターン64枚のイラストをすべて覚えてしまえ!」といった、後期高齢者にとっては暴論としか思えないような記事もある。

    私は山を掛けて2パターン32枚だけを、一夜漬けで覚える努力は行ってみた。

    その結果、山は見事に当たった! しかし若い時と違って、頭の中から多くは消え去っていたが、何とか半分程度は覚えていたので合格することができた。

    しかし喜んでばかりはいられない! アクセルの踏み間違いや、道路の逆走をしないように気を付けなければいけない・・・

    後期高齢者

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