中山道69次 いよいよ日本橋を出発

日本橋

いよいよ京都に向けての日本橋を出発である。 始めることは簡単だが、本当に京都まで飽きずに続けられるか一抹の不安もある。 しかし「とにかく始めりゃ何とかなる!」と一歩を踏み出す。

日本橋界隈は、ここ数年で大きく変貌を遂げた。 ”日本橋再生計画”と名付けられ、オフィスや商業施設を集約した複合ビルがオープンしている。 この新しい日本橋の街並みを眺めながらの出発である。

ブログ「リタイア男の暇つぶし」より移植

 旅行日:2014年9月15日

目次

日本橋 五街道の出発点

橋の中央から見上げる空は、首都高速に覆われてみることはできない。

日本橋

日本橋川の川面には首都高速の橋脚が立ち並ぶ。

日本橋川

橋の中央に鎮座する麒麟。 格好良い。

麒麟像

橋の両端には獅子像が鎮座。 阿吽の形をとっているが、一般的な神社の狛犬と、阿吽の左右が逆だそうだ。

また橋の表柱にある「日本橋」と書かれた銘板は、江戸幕府最後の将軍「徳川慶喜」による書だそうだ。

日本橋獅子像
日本橋の晒(さらし)場

日本橋に魚河岸があったことは良く知られている。 橋の北詰(三越側)にあり、関東大震災で焼失したため、築地に移転した。

一方南詰の東側(高島屋側)で、現在の交番あたりには、菰(こも)ぶき小屋の晒場があり、主殺し、女犯僧、心中をしそこなった者などを、見せしめにさらしたという。

新鮮な魚を買った帰りに、晒し者を見物して帰る。 まぁ生首でなかったので良いのだが・・・

日本国道路元標

日本橋の中央には日本国道路元標が埋め込まれている。 日本の国道の起点を示すもので、もちろん東海道や中山道など五街道の起点である。 しかし写真を撮るには車に撥ねられる覚悟が必要だ。

そこで橋のたもとにはレプリカが置かれている。 隣に置かれる里程標には、京都まで503Kmとある。

日本国道路元標複製

三井本館

日本橋から歩き始めると、すぐに三井の本館がある。 太い列柱が立ち並び、日の丸がなければニューヨークのようだ。

関東大震災で旧本館が被災し、昭和4年(1929)に再建したそうで、現在は重要文化財に指定されている。

三井本館
三井本館

十軒店跡

5代将軍綱吉が、京都の雛人形師10人を招き、ここに長屋10軒を与えた。 正月や桃の節句、端午の節句には節句人形が並び、雛市といった感じで賑わったそうだ。

十軒棚跡

日本橋は江戸時代の商業・文化の中心であった。 近辺には「〇〇跡」とか「〇〇発祥の地」など、歴史を示すものも多く存在する。

しかし日本橋界隈はいつでも来れるので、寄り道せずにまっすぐ板橋宿に向かうことにした。

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