日本橋から京の三条大橋までの中山道歩き旅を終えたが、三条大橋に到着したらすぐに折り返し、今度は東海道を歩いて日本橋に戻ろうと考えた。
しかし東海道を京から日本橋へのルートを辿るのは、あまり面白そうに思えないので、やはり日本橋から出発することにした。
実は新型コロナウィルスの感染が酷かった自粛期間に、東海道歩き旅に挑戦して小田原まで進んだが、そこで中断している状態である。
だが改めてスタートするにあたり、もう一度最初から歩こうと、再度日本橋の上に立った。
旅行日:2025年1月15日
東海道の旅は日本橋から始まる
日本橋は慶長8年(1603)に架けられ、街道の起点として定められた。 その後19回も架け替えられたそうだが、現在の橋は明治44年(1911)に架けられたものである。
しかし現在の橋の上には、その歴史を押しつぶすかのように高速道路が覆いかぶさっている。

高速を撤去して頭上に青空を取り戻す計画はあるが、2035年以降になるようである。

日本橋の麒麟像には翼がある。 日本橋は日本の道路の起点であり、「日本橋から飛び立つ」という意味を込めて翼が付けられたと言われているようだ。

日本国道路元標
江戸幕府を開いた徳川家康は、江戸の日本橋を中心に五街道を整備した。 そして現在も日本の道路の中心地として、日本国道路元標が橋の中央に設置されている。
橋から頭上を仰ぎ見ることは少ないが、車道中央に設置された道路元標の上に標柱が立つ。 車で高速を走ると、上部が顔を出しているのを見ることができる。

日本国道路元標の実物は、道路中央に設置されているので見ることは難しい。 しかし橋のたもとにレプリカが置かれている。

里程標
道路元標の脇には里程標が置かれ、京都まで503Kmとある。 コツコツ頑張って歩こう。

いざ京都へ!
この日本橋から街道歩きに旅立つのは、中山道、日光街道に続き3回目である(途中で挫折した東海道歩きを除く)。
中山道や日光街道を歩いた時は、この橋から北に向かった。 しかし東海道は反対側の、南に向かって歩きはじめる。
日本橋から南に伸びる旧街道の沿道には、大企業の本社ビルや大型百貨店などが建ち並ぶ。

まだ人通りの少ない中央通りを、いざ京都に向けて出発である。
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