東京丸の内にある三菱一号館美術館で開催中の「トワイライト 新版画 小林清親から川瀬巴水まで」展を見に行った。
最後の浮世絵師と云われる”小林清親”が描いた風景画は、失われゆく江戸の面影を情緒豊かに描いている。 また新版画と呼ばれる範疇では、川瀬巴水が新しい日本の風景を描いた。
川瀬巴水の作品は大好きで、今までにも数回美術展を見に行っているが、今回の目的も川瀬巴水が目的である。
まずは腹ごしらえから
美術館を訪れる前に、早めの昼食。 国際フォーラムのレストラン街で、ベトナムのフォーで腹ごしらえ。

三菱一号館美術館
三菱一号館美術館は、三菱が1894年に建設した「三菱一号館」を復元した、赤レンガ作りの建物。 東京駅から徒歩5分という都心のど真ん中にある。

美術館の入口は、緑豊かでお洒落な丸の内パークビルの中庭にある。


パークビルを見上げる。

美術館に入り、上から中庭を見る。

トワイライト 新版画展

浮世絵といえば北斎や歌麿、広重などが有名で、江戸時代のものだと思っていた。 しかし幕末から明治維新へと文明開化が進み、時代の変わり目に新たな境地を見出したのが、最後の浮世絵師といわれる「小林清親」だそうだ。
新橋・横浜間に開業した鉄道や洋館、洋装に身を包んだ女性、銀座の石畳など、変わりゆく日本の風景を、情緒豊かに描いている。
美術展内部の様子。 展示作品を含め、撮影OKの部屋があった。

小林清親の「東京名所図 両国花火之図」

同じく小林清親の「大森朝之海」

小倉柳村(りゅうそん)という浮世絵師の「浅草観音夜景」
この小倉柳村は浮世絵師としての活動はわずか2年で、確認されている作品数も9点という、謎多い作者だそうだ。

明治維新の文明開化と同時に、写真の技術も日本に紹介され、白黒 もしくは彩色された当時の写真も展示されている。
この写真の台頭により、浮世絵は衰退の一途をたどったが、伊藤深水や川瀬巴水の新版画が誕生したという。
新版画のコーナーに入ると、それまでと画風が変わったことがわかるが、川瀬巴水の版画は期待していたほど数は出展されいなかった。
なぜか海外コレクションが多い
今回の「トワイライト 新版画」展は、スミソニアン国立アジア美術館のミューラー・コレクションから130点あまり出品されたという。
先月(2月)に行った千葉市美術館開催の葛飾北斎や歌川広重の花鳥版画展も、米国のロックフェラーコレクションであった。
どのようにして海外に渡ったのか良くわからないが、相当な数の作品が流出したと思われるが、コレクションした人は、かなりの財力と目利きだったのだろう。
千葉市美術館 北斎、広重の花鳥版画展の様子はこちら。


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